新たなセグメントを確立するコンセプトカー、BENTLEY EXP 12 SPEED 6e:ラグジュアリーな電気自動車
- EVセグメントにラグジュアリーカーを所有する喜びをもたらすBentley EXP 12 Speed 6e、エフォートレスで贅沢かつ刺激的なコンセプトカー
- Bentleyならではのクラフツマンシップと洗練性で富裕層のニーズに応えつつ、優れたEV性能と長距離走行性能もプラス
- Bentleyのビジョンを体現した非接触式急速充電と車載式コンシェルジュサービス
- EXP 12 Speed 6eコンセプトでユーザーの反応を把握、今後のBentleyラグジュアリーカー戦略を方向付け
- コンセプトカーでBentleyのエクステリア・インテリアデザインの将来的な方向性を示唆
- EXP 12 Speed 6eをジュネーブモーターショーにて3月19日まで展示
(2017年3月7日、ジュネーブ)Bentley Motorsは本日、ジュネーブモーターショー2017において、ラグジュアリーセグメントの電気自動車を提案するコンセプトカー、EXP 12 Speed 6eを発表しました。
Bentley MotorsのWolfgang Dürheimer会長兼CEOは次のように語ります。
「EXP 12 Speed 6eは、Bentleyが確立しようとしているラグジュアリーセグメントの電気自動車を表現したコンセプトカーです。技術、素材、洗練性のどれをとっても真のBentleyに求められている最適・最高のレベルとなっています。このコンセプトカーで富裕層のお客様の注目を集め、我々の取り組みに対するフィードバックを得たいと考えています」
「Bentleyは今後、電気自動車をラインアップに加えていく方針を打ち出していますので、今回発表したコンセプトカーについての皆様の反応が楽しみです」と同氏は締めくくっています。
ラグジュアリーなEV:エフォートレスで贅沢かつ刺激的
Bentleyの電気自動車では、ラグジュアリーブランドに求められている品質、洗練性、高性能を犠牲にするようなことは決してありません。Bentleyといえば、苦もなく瞬時に発揮される湧き上がるようなトルクと航続距離の長さが最大の特徴ですが、それだけでなく、非接触式急速充電や最新の車載式コンシェルジュサービスなど、新たな高性能技術を搭載し、日常の扱いやすさも考慮しました。
非接触式急速充電でユーザーの利便性を追求しつつ、長距離ドライブのニーズを満たす航続距離の確保も目指すことが、Bentleyの掲げるビジョンです。例えば、Bentleyの電気自動車であれば1回の充電でロンドンからパリまで、またはミラノからモナコまで走行可能となり、車に組み込まれた最新技術のおかけで、運転席でも助手席でも快適なドライブをお楽しみいただけることでしょう。
EXP 12 Speed 6eの贅を尽くしたキャビンを見渡すと、最先端技術と美しい素材とが絶妙に溶け合い、最新技術をただ味気なく採り入れるだけでは満足しないというブランドのこだわりが感じられます。その良い例がセンタートンネルです。優美な曲線を持つガラス板を削り出して全体を形作り、高解像度OLEDディスプレイを包み込むようなデザインとしました。そこからは、ナビゲーションやエンターテイメント機能、クライメートコントロールなど、主な操作コントロール類にアクセス可能です。
ステアリングホイールには手作業で製作されたカットガラスを使用し、メディアや通信関係、ナビゲーション、各種車両設定などのコントロール類を配置しました。切り落としたようなデザインのステアリングホイールの上側にはボタンを2つ設けました。ひとつは一瞬でパワーを増幅するためのボタン、もうひとつは都市部などで速度を制限するためのボタンとなっています。
助手席側のフロントフェイシアにも専用のコントロールパネルがあり、ソーシャルメディアやメール、エンターテイメント機能にアクセスできます。
ギアセレクターとBentley Dynamic Drive用ダイヤルは上質な銅素材で縁取り、ドアのウッドパネルにも銅をはめ込むことによって、コンセプトカーの最新パワートレインが持つ電気の潜在能力をキャビン全体で表現しました。
この車に搭載されたインテリジェントなインフォテイメントシステムは、接続機能付きの車両アプリを介して現実世界の様々なサポートを提供してくれる重要な頭脳です。
未来のラグジュアリーをデザインする
エクステリアに目を向けると、Bentleyの象徴ともいえるメッシュグリルが複雑な3D形状で構成され、スモーク仕上げのアクセントとして使われている銅によって、Bentley EXP 12 Speed 6eが電気だけで走行する車であることが伝わってきます。走行中は「6e」のロゴが明るく白色に点灯し、ぱっと目を引きます。
エクステリアデザインは、現代建築や自然界、そして航空機の空力形状から着想を得て、アスリートのようなたくましさを表現しました。
これは、BentleyのデザインDNAが進化すべくして進化した形であり、今後のデザインの方向性を示唆するものでもあります。見慣れたパワーラインとリアハンチが、より一層引き締まったドラマチックな雰囲気に生まれ変わっています。フロントのショートオーバーハングとロングボンネット、低めのグリル、そしてリアのワイド化によって完成した逞しいプロポーションとアスリートのような佇まいのエクステアリアが、この車の高い潜在能力をうかがわせます。ボンネットのツインスクープは高効率のヒートシンクとしての役割を果たし、バッテリーとパワートレインの冷却効果を高めます。
サイドミラーは従来の鏡タイプではなくカメラとして機能し、ステルス機のような造形をイメージした極めてスマートなデザインとなっています。
非接触式急速充電が利用できないときは、リアナンバープレートの裏に隠れている充電ポートを自宅などのAC電源に接続すれば、EXP 12 Speed 6eの充電が可能です。
電気自動車の未来を考える
Bentleyはこのコンセプトカーが、将来的にラグジュアリーカーを購入しようとする方々、つまり、ミレニアル世代やC世代、経済成長の恩恵を受けた新富裕層といった方々の意見を聞くきっかけとなり、ひいては未来のラグジュアリー電気自動車に何が求められているのかを理解することにつながると考えています。
また、今後数年の間に全ラインアップにPHEVモデルを導入することも、ラグジュアリーブランドBentleyが掲げる電気自動車戦略のひとつです。まずは2018年にBentaygaでの初導入を予定しています。
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編集者の皆様へ
Bentley Motors は、世界トップの人気を誇る超高級車ブランドです。本社はCreweにあり、Continental GT、Flying Spur、Bentayga、Mulsanneという4つのラインアップの設計からR&D、エンジニアリング、製造までを一貫して本社で管理しています。何世代も受け継がれてきた技を駆使するクラフツマンシップ、エンジニアリングの専門知識、そして最先端のテクノロジーを融合させることは、Bentleyのような英国高級自動車メーカーだからこそなせる技です。また、付加価値の高い英国製造業の代表例とも言えます。Creweでは、約4,000人の従業員が勤務しています。